気が付けば…
もう来年デビューから25年を迎えようとしています。
今回、お盆という時期にライブを演ろう!と思ったのには幾つかの想いがあったから…。
この約25年の間に色々な出会いや別れを経験しました。
仕事柄、他の皆さんより少し多くの方々と触れ合って来たかと思います。
日本全国各地も回らせて貰いました。
その巡りの綾の中で大切な人たちが何人も先に天国へと旅立ちました。
本来ならライブ会場にも居て欲しかったファンの方々、
サポートして欲しかったスタッフ、そして友達も…。
ライブを観て欲しかった人、一緒にライブを作って欲しかった人、、
その人たちにこのお盆にライブを届けたい…という気持ちがありました。
きっと会場で観ててくれるのではないか?って。
だからそんな曲を今回はセレクトさせて貰いました。
そして『紅染月の宴』と命名しました。
書き貯めていた曲も山崎先生とレコーディングして形にして、
このライブの為に急いで完成させた様なところがあります。
『卒業白書』(『IN THE SUMMER』とかも…)などは学生の時に作った曲です。
一緒にバンドをやってライブをやったり曲を作った親友が去年の秋に旅立ちました。
「また近いうちに会おうな!」という言葉を最後に。
今、レコーディングしているのはそんな仲間たちと昔に原型を作って、
でもまだ完成には至らなかった曲たちです。
自分も生かされ生きて命あるうちにそんな曲も
全て形にして残したいと思っています。
もちろん、今、湧いて来ているメロディーや歌詞も。
リリース云々は別にしてちゃんと曲にして番組でもオンエアーしたり。
そんな中からファンの方々や仲間に捧げる歌、そして形になった新曲の数々、
夏の歌、そして改めて自分の決意みたいな曲を選びました。
本業はドラムのエメット山崎先生にもレコーディングも無茶振りして
ライブでもギターを弾いてもらって(笑)
色々と我が儘を叶えて頂きました。
あれでもしゃべりを減らしてなるべく一曲でも多くと(笑)。
皆さんの心に歌や演奏は届いたでしょうか?
余計な事は一切考えず、ただ歌い演奏する事だけに集中していました。
共演のさかもとえいぞう先輩にも「好きなだけ好きな様にやっておいでよ!」と
言って頂いて、、だから安心して心を込めた歌、魂をぶつけた曲を歌わせてもらいました。
お盆という微妙な時期でしたが予定を合わせて観に来て下さった皆さん、
本当にありがとうございました。
北は北海道から南は九州まで…
こんな時って掛け値なしに嬉しいし有り難く思います。
前回、エラい素晴らしいハイトーンボイスとハーモニーで大好評だった
さかもとえいぞうさんとのコラボも今回は曲数も増やして(笑)
「練馬壮年隊!」でやらせて頂きました。
(マーキーステージ上から)
なかなか聴けない絶妙なハーモニーとスペシャルな歌唱力の
「練馬壮年隊」だったと思いますがいかがだったでしょうか?!
前回もリハーサルの時から唄ってて鳥肌モノでしたが、
今回も前回のコラボを凌駕する仕上がりになったのでは?と
手前ミソですがそんな風に感じています。
「練馬壮年隊!」だけでワンマンライブが出来そうですよね(笑)!!
終戦記念日を前にして、そして天国からみんなが帰って来る
この時にライブを演りたかった訳です。
俺はお世辞にも立派な生き方などしていません。
身勝手に音楽ばかりを追い掛けて来ました。誇れる物もありません。
それでも「infixの音楽に救われた」 「infixの歌に励まされて今がある」
そう今でも言ってくれる皆さんが居ます。
でも、本当に支えてもらって来たのは俺らの方なんだよね。
だから(ほんのこの前デビューした様な気持ちなんだけど~)
人生ももう折り返し点もとっくに過ぎたので、これからは戴いた恩を
更に返して行けるようなライブ、ステージを演りたい!って思っています。
一回のライブがまた次のライブ、次のステージへ…って繋がって行くように。
何か上手く纏まらないけど、、
毎度、自分のライブレポは書けない(~_~)
(なので至急番組にメール下さい。今回収録が早いので!)
「仍世の歌が聴きたい」って想いながら
旅立った方々にもどうしても歌を届けたかった。
そしてわざわざ来てくれたみんなとも二度とは無い時間を共有したかった。
深い想いのソロライブに来てくれて本当にありがとうございました。
遠くから会場に想いを馳せて下さった皆さんもありがとうございました。
まだイベントや10月8日の土曜日にはinfixワンマンライブと続いて行きます。
何と!50+1歳のバースデーライブですよ(@_@)
ほんのこの前「それはあまりにも~危険な駆け引きなのさ~♪」とか
「WINNERS FOREVER~いつのぉ~時代もぉ~♪」とか歌ってたつもりなのに…
まだ二十代となにも中身も頭の中も変わってないつもりなのに…(苦笑)。
これからもinfixで、そして様々な活動を通して皆さんと繋がっていたい…
純粋に「音楽っていいよな!」と感じた夜でした。
ただ歌が、音楽が好きで歌い始めて、たった一人でも二人でも
「仍世の歌が好きだ」と言ってくれる人が居たらそれでいい…
そんな気持ちで歌を仕事として選んだ時の事を想い出していました。
またどこかのライブ会場で会える事を願っています…。
長友仍世 from infix
infixホームページ:infixweb.com