前回のマーキーinfixワンマンライブから本当に
長い時間が流れた。5年という月日…
険しく厳しい時間が経過しました…。
今から四年前の2012年…
infixデビュー20周年にメンバー全員が集まり、音楽活動が出来ることが
本当に嬉しかった、掛け値なしに。
そしてCDをリリース出来る事が本当に幸せでした。
そしてメンバー4人で久しぶりに作り上げたのがマキシシングル
「零時の扉」を含む三曲でした。
この上ない喜びだった。
大判ジャケットの特別シングルでとてもとても嬉しかった…。
このメンバーでバンドを始めてそしてデビューして良かった!と、
心の底から想えた瞬間でした。
しかし、心無い人間や外野からタイアップやCDについて
「売名に走った」「長友は傍若無人でとんでもない奴だ」「悪魔の様な人間だ」
「このCDを買うな!」などネットでバンドや個人叩きが始まり、
それに追随した輩が面白おかしく掻き立て、純粋なファンにまで蔓延し、
やがてCDの営業妨害、我々や事務所の名誉毀損に発展する様な所まで拡大して行きました。
写真や文章も無断転載、掲載したりね。
もちろん、売名などと言われる筋合いのモノではないし、
イベント用の曲ではあったけど映画やドラマ、CMの様なタイアップ効果を狙ったモノでもない。
精根込めてメンバーが力を合わせて作った純粋な気持ちで
20周年を記念した曲を納めたCDだった。
それがinfixやメンバー、スタッフの存在をも否定する様な動きで
営業妨害をされ、記念のCDは陽の目を見る事もなかった…。
風評を真に受けたファンも次々に去って行き、ライブすら出来ない、
ライブを開催しても動員も減りコンサート活動も出来なくなってしまいました。
残ったのはありもしない噂と批判、借財だけ…。
それはそれはウチの弁護士の先生が見ても唖然とする様な
酷い内容のものばかりでした。
infixを止めてしまったのはそんな風評を流布する様な人間を集めてしまった俺にあるのだ…
深い痛みと自責の念にずっとずっと苛まれました。
メンバーの純粋な音楽に対する気持ちまで裏切った様で、
、記念を祝うどころかCDを出した事すら後悔する日々が続きました…。
元々三十代から持病がありましたが治りかけていた持病のパニック障害や
適応障害の様な精神的な病もより酷くなり、医者からさらに
強い薬を処方される様になって、代謝も落ちて拒食過食を繰り返し身体はムクみ、
大量の汗をかくなど薬の副作用とまで闘わなくてはならなくなったのでした。
それからはラジオ番組や司会、新人のプロデュースなど
、infixで活動できない分、そういう仕事を頂いて凌いで来ました。
悩みと共に薬は増えて体調も芳しくなく、副作用も酷くなって行った。
そんな疲弊する姿を見てまた風評被害が増え、するとまた苦しみの中で
自分を責めて薬の量も増える…という悪循環を繰り返した数年でした。
何度と無く言うけれど俺は聖人君子ではないし公人でもない。
ただの音楽屋です。
むしろその通り、無作法に身勝手に傍若無人に、infixを続ける為に
想いのままに生きて来て、決して誉められた人生を歩んではいないです。
むしろinfixの曲に真っ正直に歌っている様に紆余曲折、
人生山あり谷あり(谷あり谷ありかな?) 七転八倒で生きて来ました。
多くの人様にも家族にも多くの面倒も迷惑も掛けてきました。
音楽でも仕事でも多くの失敗をしたし、その生き方そのものも家族にも
プライベートでも面倒かけて失敗の繰り返しでした。
それでもinfixを良く知らない人までがCDを買わない!やinfix、
長友仍世を応援しない!に「イイネ」的な面白おかしい反応を示して窮地に追い込まれて行きました。
言論の自由と実際に人を陥れ貶める事は明らかに違う。
事務所、社長、スタッフ、そしてそれでも信じて着いて来てくれた
オーディエンスの存在がなかったら今ごろはどこかで野垂れ死にしていたに違いない。
今、こうして曲を紡ぎ出しステージに立つのはそんな方々への恩返しでもある。
こんな事で潰されていたら助けてくれた方々に申し訳がたたない。
俺は死ぬまで歌うよ、infixもソロも番組もやり続けるよ。どこに居ても命あって生きてる限り。
曲は自分の分身であり、ステージは存在証明と信じてくれたみんなとの交流の場所だから。
番組もそう。楽しんで聴いて下さる方々がいる限り頑張って心の交流をするよ…。
心の病も酷くなり厳しい現実と薬の副作用にも悩まされた長い日々でした。
でもその苦悩の中からまた新たな曲が産まれてやりたいパフォーマンスも出て来た。
今はこの時間のお陰で良い曲が出来ていると思っています。
ずっとやりたかったオカリナ&バラードアルバムもその間にリリース出来たし。
「帰郷~おかえり~」がリリース出来たのはこんな事態があってそれを
バネにして超えて行けたからかもしれません。
infixワンマンライブ、晃バースデーをひとつの弾みにして、
また混迷の道から一歩踏み出します。
フロンティアスピリッツを持って。そしてハートビートで追いかけます。
それが辿り着いた自分なりの「answer」です。
俺の人生は山あり谷ありの「Romancing Journey」
それもまた俺の歩む道です…。
infix 長友仍世