炭坑のヤグラの下に立っている僕が見えるかな?
昨日、見てきた近代化遺産「富岡製糸場」もレトロでロマンチックでした…
infixもメジャーデビュー20周年シングル『零時の扉』(松本零士のテーマ)をリリースさせてもらって大仕事をさせて頂いたなぁ…って想いつつ、キャンペーンもやっと実質今日からですが、この後はずっと制作をしたかったし、全国どこへ行っても「まだリリースしないの?」と言われて来たヒーリングミュージックのバラード&オカリナCDを作って演奏会を開くのが大いなる夢です。ようやく創作、制作に入れるかな?と。
そしてそれをもって九州、山口に遺る近代化遺産を背景に演奏し歌いたいと夢見ています。
この写真を見てもいかに炭坑施設が大きく我が故郷の大牟田や荒尾が日本のエネルギーを担って来た炭都であり文明開化の時期に栄華を極めたかが一目で分かる物です。九州や山口にはこんな文化的遺産がたくさん残っています。まさに近代化文明の浪漫が凝縮されていてタイムスリップ出来ます。
しかし、その文化的遺産の価値や将来に遺すべき希少性を感じている方が少ないのも事実です。
昨日infixが松本零士先生に同行して行ってきた群馬は富岡の富岡製糸場は市民、県民の意識や熱意で世界遺産登録の推薦が決まりました。朽ちて行く施設を保全して存続する事は出来ますが、一度失って消えて無くなればもう二度と再生は不可能になるのです。我々の世代でそれを無くしてよいのでしょうか?
この地域を育んだ文化、先人たちが遺した財産や知的遺産を後世に伝える役目がある、、僕らの義務ではないか?と考えています。それは子供の頃から変わらない考えです。
日本初、電気機関車が導入され世界的にも注目された三井三池炭坑鉄道、地元の人は愛着を込めて
「炭坑電車」と呼びますが、今はもうその跡形くらいしか残っていません。失くなる直前に街の名士たちが投資をして観光材料にしよう!と思った時には企業によってあっという間に廃線撤去されていました。日本にここだけしかない機関車や客車、貨車もスクラップでした。今は僅かに残る線路と車輛を保存したいと行政と動いています。
採算が取れ人も呼べる予算計画も立てています。何事も計画性や具体的検証に基づく裏づけが必要ですが、全てが無くなって後悔してもあとの祭りです。だから動けるうちに動きたいのです。
実際に何度も何度も後悔を経験して来ましたから。地元を活性化させ誰もが住みたい、企業が来たいという街にするのはその土地の人々の熱意でしかありません。機関車や港、炭坑施設も動態遺産として遺したいのです。
この近代化遺産、施設を活用して近未来の街を創造し音楽や映像、読み聞かせや展示会などとコラボしたいと想います。新しい活用法や教育にも生かせる近代化遺産にしたいと願っています。魅力的であり実に神秘的でもあります。
その第一歩、やっと一歩目が28日の里帰りコンサートになります。
チケットは僕が昔から(ハナタレ小僧(笑)の時からお世話になっている下記各店舗で取り扱って戴いてます)
■コハマ楽器さん、呉服のねごろさん、アマンドさん、ブロンテさん、山田屋茶舗十三間道路店さん、大牟田観光プラザさん、フルーツのアラキ、お菓子の吉蔵さん
では月末の7月28日大牟田駅前ひまわりホールの「炭都で奏でるinfix長友仍世 バラードとオカリナコンサート」でお会いしましょう。
そして夕方から勇壮荘厳な大蛇山が練り歩く祭りに繰り出しましょう!
次回は僕が子供の頃に考えていた恥ずかしい物語のはしりでも…(笑)
大牟田市 ひまわりホール(クラシックホール)
開場 13時00分 開演 13時30分 チケット代:前売2500円・当日3000円
「零士ワールドサミット」は編集や説明もとても一言では語れませんので、数回に渡って開幕から最後のライブまで詳しくお知らせとレポートを掲載させて頂きます。
infix 長友じょうせい