6月4日にリリースした初のソロにしてオカリナ&バラードアルバム『帰郷~おかえり~』
巷で人気のあの雑誌 「昭和40年男」 の北村編集長がブログにライナーをあげて下さいました。ライナーなんて書いてもらえる様な大々的な作品でもないので、非常に嬉しく想ったし、何より幅広い視点で膨大な情報をまとめ、とてつもないアイデアに満ちている「活躍する同級生!」の目線で書いてもらえたのが光栄で今回、ブログに引用させて頂きました。
以下
「長友仍世のソロアルバム『帰郷〜おかえり〜』を聴いたぞ!!」
心が震えた。いきなりオープニングの『大地の祈り』とタイトルされている曲が胸に突き刺さった。物悲しいメロディはそのまま彼からのメッセージでありながらにして、彼を通じて届く大地からの声だ。深く曲に入り込んでいけばいくほど、心が強く震えたのだった…。
タメ年ミュージシャンの長友仍世(ながともじょうせい)がソロアルバムをリリースしたことは、先日ここでも紹介させてもらった。発売から少しの時間を経てしまって申し訳ないが、やっとその音にふれることができたのだ。彼によるオカリナ演奏でのインストルメンタルが7曲と歌入りが3曲の、計10曲で構成されているアルバムのタイトルは『帰郷〜おかえり〜』である。
インスト7曲であることは、言葉という最強の武器が少ないアルバムであり、長友の心を捕まえる手がかりが少ないということになる。アルバムタイトルを噛み締め、曲名を噛み締め、そしてオカリナで表現された長友の“声”と心を受け取る。それがこのアルバムの楽しみ方だ。唯一、長友自身の言葉で綴られた歌入り曲の『不知火』は、過去に発表した作品ながら『帰郷~おかえり~』に意味を持たせて入れ込んだのだろう。曲のエンディングで鳴り響くオカリナのロングトーンは、社会や現代、日本に対する彼からの怒りのメッセージなのではないか。あくまで個人的な感覚ながらそう受け取ったのだった。
後半に配置された『赤とんぼ』にも強く心を揺さぶられた。この普遍的な名曲を、まるで澄みきった湖面のようにオカリナで表現していて、そのままに心の美しい人柄が伝わってくる。自分ももっと美しくなりたいと、そんな風に強く念じた。
アルバムのラストに『見上げてごらん夜の星を』を持ってきている。昭和を代表する名曲のひとつであり、震災後の痛んだ心を癒した曲である。長友は『赤とんぼ』と同じようにオカリナで丁寧にメロディを紡ぎ、最後にその武器である歌唱を乗せた。これが効く。アルバムを通じて作り上げてきたストーリーの幕を閉じるのにふさわしい、素晴らしいエンディングになっている。
聴き終えて「タメ年っていいな」とうれしくなった。この歳を迎えた心が、『帰郷~おかえり~』とのテーマで長友と会話をしているような感覚を味わえた。僕の解釈がすべて長友とシンクロする訳じゃないのはもちろんのことだが、本質をつかめたと思っている。それは彼が、誠意にあふれた演奏と歌をまっすぐに送り込んでいるからで、聴いているコチラも演奏する彼と同じくらい心を開くから感じられたのだろう。そのベースにはタメ年という共感が横たわっているのだ。こんな音楽の楽しみ方もあるのだなと感じながら、貴重な時間を過ごした1枚だ。
以上
「昭和40年男」編集長 北村明広さま(クレタパブリッシング代表)からの
ライナー
ちなみに「昭和40年男」はキューティーハニーが表紙(毎回ド肝を抜かれます<(笑)の最新号が発売に。
そのタイミングにアップさせて頂きました。ぜひ手にして内容の濃さや凄い着眼点に注目して懐かしさを感じながら明日へのヒントや活力を得て下さい。そんな深くて面白くてツボをつく本です。。。
「昭和40年男」(クレタパブリッシング)HPは
コチラ
今作は自主レーベルからの発売であり試みとしてもなにもかもが初づくしなので、心配もあったけれど、レコーディング中はむしろ自由に音も声もサウンドもとことんこだわりながら制作に集中する事が出来ました。心配はいつしかワクワク感に変わって行って…新鮮でした、とても。
もともと販売も事務所の特典付き通販や手売りを中心に考えていたところ、Amazonでも常時取り扱って貰ったり全国の大型CDショップの店舗でも展開してくださる所があったりと嬉しい「想定外」もあり、じっくりと新しい自分の世界観を知って聴いて頂ければ・・・と思っています。ジャケットも曲を作った故郷の九州は大牟田の近代化遺産群をバックに撮って、という本当に自分がやりたかった事の集大成でもありスタートでもありこの手探り感も初心に還ると言う意味でリスタートです。
アルバムお申し込み・お問い合わせ:
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この夏場はアルバムを聴いて下さった高齢者介護施設や児童福祉施設、警察署??などクローズドですが慰問公演などを行い秋からはロックもオカリナ、バラードのライブイベントも外に向かって組んで行きたいと思っています。宜しくお願いします…。
「感謝」 infix 長友じょうせい