いつも同じ場所、一番好きな場所に還る。
infixプロモーション画像の撮影もこの場所で行った、僕の原風景。
五歳の時、幼稚園(YouTube動画にたちばな幼稚園園長先生ご夫妻と共に映ってます)のお遊戯会で「歌手になりたかぁ!」と思ったあの日から40年以上の時が流れ、僕はまだ歌わせて貰っている。
いくつもの支えやいくつもの犠牲や傷、いくつもの優しさ、、色々な人々と関わり交わり合いながら歩いた人生。多分、良い事より辛い事の方が多かったかな。迷惑も面倒もたくさん掛けて来た。「もっと才能や器用さがあったら」って伝えきれない自分の無力を後悔もした。
叶った夢より叶わなかった夢の方が多い。それでも歌を仕事に出来た。大牟田という街が全ての原点であり原動力。祖父ちゃん祖母ちゃんといつも見ていた海に向かう。この波のように強くありたいと願ったあの日…。
今年、やっと夏祭りにも出て歌う事も出来た。街中の人々と触れ合う事が出来た。両親、先生、友達、みんなに会えて歌を聴いて貰えて、やっと夢のひとつが叶った年でもあった。移動中や役所などあちこちで皆さんが声を掛けてくれる、、嬉しい。反面、震災やそれに伴う出来事に依って仲間や仕事や失しなう物も多かった一年。沢山の人が去った人生の縮図のごとき年だった。混沌としたカオスの渦中にある現代日本は僕には息苦しい。
僕はもう一度、リセットではなく、return
to Zero 生まれた場所で裸の自分に戻りたい。何も持たなかった頃に。もともと裸で生まれそしてまた体ひとつで土に還るんだから。
僕を包む風に尋ねてみる、これから僕は何処へ向かえばいいのか?と。いつも故郷の風は優しい。
原点のそのまだ先にある場所に還るのだ。
さぁ、いよいよinfixのデビューツアーから20年の節目、佐賀バルーンフェスタ「infix奇跡の復活ライブ」のステージに立つよ。みんな九州入りした。誰かが雨雲まで連れて来たような(笑)?!
どんな状況であれ、待ちに待ったライブが日曜日に迫っている。
みんな、おとなしくならずに盛り上げてね!俺たちも「あの頃」に戻って歌い演奏するから。点を線にする為にひたすら動いています…。