外出中、いきなり激しい目眩と動悸に襲われ倒れ込んだ…気が遠退き息も出来ない。「俺、このまま気を失って死ぬのか?」…恐縮に見舞われながらも必死で自分を叩いたり、体をつねったりして辛うじて正気を保った。
ここで倒れたら救急車を呼ばれる、、それは困る、連絡先を持ってない。そんな思いで耐えた…。連日の疲れか?強い薬の副作用か?ストレスか、病気か?短い時間に様々な事を考えた。
もう何年もミュージシャンの仕事だけでなく、DJ、プロモーション、宣伝・販促、制作・営業…何でも背負ってやって来た。infixを維持し復活させるという終わりなき夢だけを追って。ただ、不器用な俺に全部をこなせる器が無い事は誰より俺自身が解ってた。でも、やらなきゃ!って苛立ちやジレンマを抑えて来た。今、スタッフ間からも音楽に専念出来る様に‥と声が上がり雑念を払う努力をして貰っている。体あっての歌、命あってのinfixというのを痛感させられた出来事だった。今は倒れられないや、まだ道程半ばだから…。