陽が傾きかけ涼風が舞ばじめた6:15分、自分たちも長い間楽しみにして来た『斎王まつり』特別ゲストとしてステージに立った。バックは金屏風に赤毛せん敷き、竹林を模した豪華な和装の佇まい。町中の実行委員会の方々手作り(一年掛かり)など沢山の事を事前に聞き、町民の方以上に明和町について調べて行ったので、リハの段階からすっかり町の人々とも仲良くなっていた。熱い委員の皆さんのご期待に応えたい…その想いを胸に、スローなナンバーからオカリナ、そしてアップへとライブは進む。行事の関係で少し巻きで曲をカットしたが、それでも子供からお年寄りまでinfixを知って下さってる三重のこと…、予定外のアンコールまでステージに呼び戻してもらって幸せだった。陽が落ちてからはムービングライトや花火が歌に華を添えてくれた。生涯忘れ得ぬライブになった事は間違いない。
何より嬉しかったのは、古くからの懐かしいオーディー、離れたけどネットの普及などで帰って来たオーディー、そして支柱となってくれているオーディーが沢山来てくれた事…。唯一「歌い続けて来て良かった」と想える瞬間である。また三重県の名士の方々が口々に『三重に戻って来て下さいな』と声を掛けて下さった事も疲れた心に灯をともしてくれた。オーディーとも10~15分だけど触れ合い話が出来た事も嬉しかった。晃も子供を抱いたり、日頃出来ないコミュニケーションを楽しんでた。殺伐とした日々、虚しいニュースばかりの日々、、ライブこそがそんな総てを忘れさせてくれる夢の空間なんだ…。